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   やたら金ぴかのアジアのお寺を眺めて、下品だとか悪趣味だとか、くさすのは簡単な事だ。けれど、その本当の価値はその場所に住んでみないとわからない。それは、白茶けた埃っぽい大地と、ひとたび雨が降れば獰猛なまでの勢いで繁ってしまう植物の、緑。それだけしか存在しないシンプルな生活の中で、身も心も、元は白かったはずの下着すら茶色く染めて懸命に暮らしている人々の、たったひとつの誇りなのだ。


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